追加のステータスコード¶
デフォルトでは、 FastAPI は JSONResponse
を使ってレスポンスを返します。その JSONResponse
の中には、 path operation が返した内容が入ります。
それは、デフォルトのステータスコードか、 path operation でセットしたものを利用します。
追加のステータスコード¶
メインのステータスコードとは別に、他のステータスコードを返したい場合は、Response
(JSONResponse
など) に追加のステータスコードを設定して直接返します。
例えば、itemを更新し、成功した場合は200 "OK"のHTTPステータスコードを返す path operation を作りたいとします。
しかし、新しいitemも許可したいです。itemが存在しない場合は、それらを作成して201 "Created"を返します。
これを達成するには、 JSONResponse
をインポートし、 status_code
を設定して直接内容を返します。
from typing import Union
from fastapi import Body, FastAPI, status
from fastapi.responses import JSONResponse
app = FastAPI()
items = {"foo": {"name": "Fighters", "size": 6}, "bar": {"name": "Tenders", "size": 3}}
@app.put("/items/{item_id}")
async def upsert_item(
item_id: str,
name: Union[str, None] = Body(default=None),
size: Union[int, None] = Body(default=None),
):
if item_id in items:
item = items[item_id]
item["name"] = name
item["size"] = size
return item
else:
item = {"name": name, "size": size}
items[item_id] = item
return JSONResponse(status_code=status.HTTP_201_CREATED, content=item)
注意
上記の例のように Response
を明示的に返す場合、それは直接返されます。
モデルなどはシリアライズされません。
必要なデータが含まれていることや、値が有効なJSONであること (JSONResponse
を使う場合) を確認してください。
技術詳細
from starlette.responses import JSONResponse
を利用することもできます。
FastAPI は fastapi.responses
と同じ starlette.responses
を、開発者の利便性のために提供しています。しかし有効なレスポンスはほとんどStarletteから来ています。 status
についても同じです。
OpenAPIとAPIドキュメント¶
ステータスコードとレスポンスを直接返す場合、それらはOpenAPIスキーマ (APIドキュメント) には含まれません。なぜなら、FastAPIは何が返されるのか事前に知ることができないからです。
しかし、 Additional Responses を使ってコードの中にドキュメントを書くことができます。